急な動作をした瞬間にギクッと痛みが走り、その痛みで全く動きが取れなくなってしまうぎっくり腰。
仕事だけでなく日常生活すら困難になりますので、見た目以上に深刻な症状です。
この症状の主な原因として、二つの筋肉が考えられます。
①深部脊柱筋群(脊柱そばの深層部にある短い筋肉 ※写真の【多裂筋】&【回旋筋】)
②最長筋(浅層部にある脊柱を支える長い筋肉 ※写真の青く色づけした筋肉)
ギックリ腰の原因の80%が、この①②がダメージを受けることで起きるのです。
さらにこの筋肉群のダメージによって微妙な腰椎のズレが生じ、症状が長引いてしまうケースもあります。
症状のタイプとしては、以下の2種類があります。
①強い筋断裂を伴い、一種の肉離れのような状態になるもの。
②断裂自体はさほどでもなく、強烈な筋短縮によって痛みが出ているもの。
この①・②でそれぞれ対処法が違ってきます。
①の場合、断裂ですからその傷がある程度まで瘉えるまで、触らないほうが賢明です。
2日くらい日をおいてから施術し、少し安静にして頂きます。全治するまで一週間ほどかかる場合もあります。
②の場合、①とは逆に一刻も早く施術すべきケースとなります。
①か②か、ご自分で区別は中々できないかと思います。
過去に何度かギックリ腰を起こしたことがある方は②の場合が多いので、施術を受けられたほうがよろしいかと思います。
逆にぎっくり腰が初体験という方は①の場合が多いので、述べたように発症した日から2日くらいたってから、来て頂けたらと思います。
①②いずれの場合でも最悪、ギックリ腰をきっかけに慢性の腰痛となってしまいます。
長期間その痛みに悩まされてしまうというケースもありますので、ぜひご相談いただけたらと思います。