一日の全てが終わり、掃除と片付けが済んだ深夜の施術部屋で、
ただ一人「クライアント様のお声⑬」を読んでいました。
昨日お越しになられたクライアント様よりいただいた「お声」でした。
11年前に「パニック障害」を発症して以来、改善のために様々なやり方を試しながら、
いつ出てくるかもしれない発作に怯える、長く辛い日々を過ごされていた方でした。
こちらにお越しになられてから、ほんのわずかな予兆や発作不安をのぞき、発作は一度も起こらなくなりました。
全ての業務を済ませた後で、その「お声」をゆっくり拝見しようと思っていました。
通常A4用紙一枚分に書いていただく「お声」に二枚分の文量で、長い苦しみから解放された喜びが書かれておりました。
11年もの間、長く長く苦しまれたのだろうな・・。
その辛さは御本人と、全く同じ経験をされている方以外には決して分からないと思います。
パニック障害が起きるきっかけとなった出来事も打ち明けていただいていただけに、なおさらその想いを強く感じます。
よかった・・、お役に立てられて本当によかった・・。
そう思うと本当に胸迫る思いを感じました。
誰もいない薄明りの施術部屋で。
(クライアント様に接する時にはこちらに感情の激しい起伏があってはならず、あくまでも平常心ですが、一人で施術記録をつける時には、改善への不安や焦りなど色々な感情が湧き出てきます)
“自分が誰かにとって「必要とされている存在」になっている”
そう思えるほど力強いものはありません。
そしてそうあり続けられるようにします。
絶対安定の公務員を辞めてまで手に入れようとした、自分の「生きている意味」を実感できた夜でした。
(その辺りの想いや経緯は、公式HP中の「一福’s story」に全て書いております)
今回いただいた「お声」を、公式HP中の「お声」リストに早いうちにUPしようと思います。
この方のご来院は、公式HPをご覧いただいたことがきっかけでした。
この「お声」がまた、同じようにパニック障害に人知れず苦しんでいる方の元へ、一人でも多く届きますように・・。