毎月、「群発頭痛」に対する施術でお越しになられているクライアント様から、
“群発頭痛の【寛解期(頭痛の発作が起こらない期間)】が10か月になりました。
今までで一番長いです・・!”
との嬉しいご報告を頂きました。
ここで群発頭痛に関するご説明を↓
群発頭痛とは、ある一定の期間(=【群発期】、多くの場合1-2か月間)連日にわたり頭に激痛の発作が起きる症状です。
その痛みたるや、別名『自殺頭痛』と言われるほどの凄まじいものと言われています。
“先生、もし施術中に発作が起きたらこの施術ベッドを急に飛び出し、この部屋中暴れ回ると思います。覚悟していてください”
そうクライアント様に言われた言葉が今でも印象に残っています。
以前はこの群発頭痛は片頭痛の1タイプとしてとらえられていましたが、現在は独立した疾患単位として扱われています。
女性に多い片頭痛と違い、20-30代の男性に圧倒的に多いのが特徴で(男:女=5~9:1)、
最近の疫学調査では、群発頭痛の発生率は10万人中、全体で9.8人(=1000人に1人 片頭痛の発生率は10人に1人)。
極めてまれな疾患です。
未だその発症メカニズムははっきりと解明されておらず、根本的な治療法も確立されていません。
発作時には
・トリプタン系薬剤(スマトリプタン・ゾルミトリプタンなど)の頓用
・100%酸素を15分間吸入
の有効性が確認されていますが、
通常の頭痛鎮痛薬は無効であると明言されています。そして群発頭痛は、
①【反復性群発頭痛】:1ヵ月以上の寛解期(頭痛の無い期間)をはさむ(全体の85-90%)
②【慢性群発頭痛】:寛解期がほとんどない(全体の約10-15%)
の2タイプに分けられます。
この方は寛解期のある①の【反復性群発頭痛】になりますが、
こちらに来院される前は、
その寛解期が最長でも6ヶ月だったとのこと。
それが当院に施術に来られてから寛解期の期間がどんどん伸びていき、
10ヶ月まで更新できた今、とても心地よく過ごせているとのことです。
先にもお伝えしたように、薬などの対症療法のみで根本治療がまだ確立されておらず、
あのハリウッドスター、ダニエル・ラドクリフさえ完治できず苦しむ群発頭痛。
しかしながら当院にはこのクライアント様のように、群発頭痛を改善へと導く対応策があります。
このままこの方が群発頭痛の発作が起こることなく、完全寛解まで至ると嬉しいです。
そしてこの喜びのお声が、同じ群発頭痛で苦しむ他の方にも届きますように・・!