昨年夏より月1のペースで施術をさせていただいているクライアント様より、
「右手首の痛みがさらに改善し、最悪期の2‐3割ほどになっている」
との嬉しいご報告をいただきました・・!
今月病院でも検査を受けた結果、「昨年から悪化していない状態」→「薬を増やさなくてもいい状態」だったようです。
病院からは「リウマチ」と診断され、初回のカウンセリング時で“薬漬け”と表現されたほどの苦しい投薬治療をされておられました。
担当の医師はリウマチ専門の方のようで、「もう手術しかない・・!」と半ば脅されるように勧められているようです。
そんな中で、手術もこれ以上の強い投薬治療も拒みながらの生活は、どれほど苦しいものがあるでしょうか・・。
その痛みから解放されつつあること、
何より初回時よりお顔の表情も一変されたことが、嬉しい限りです。
“しかし本当に「リウマチ」なのかなぁ・・”
医師からは「今はリウマチの半分の症状」ということのようですが・・・、
昨年の初回時と比べて指の変形も全く見られないですし、どうも違うような気がしてなりません(投薬治療で抑えられているからといったらそれまでですが・・)。
クライアント様が言われる症状は、
「手をつくと手首後面(甲側の方)が激しく痛む・・!」
ということでした。
この「手をつく動き」の際には、「手の甲から肘まで伸びている腕の筋肉(=伸筋群)」が使われます。
この腕の筋肉は全部で11個ありますが、この方が最も強く反応されたのは、
◆【長橈側手根伸筋(ちょうとうそくしゅこんしんきん)】
ここは肘に痛みを送る筋肉ですが、手首後面にも痛みを送ります。
実際にこの筋肉にアプローチしたところ、「手首後面の痛い所に響く・・!」と言われます。
「筋肉の強いコリ(=トリガーポイント)」から来る痛みの特徴として、
◆原因の筋肉が使われる(縮む)時に痛みが増す
◆原因の筋肉を押さえると患部に響く(or症状が再現される)
ということがあげられます。
この二つの特徴がこの筋肉にはっきりと見られました。
また手首に痛みを送る筋肉として、
◆肩甲骨前側の筋肉=【肩甲下筋】
があります。
肩甲骨から手首に痛みが送られるというのはまずイメージしづらいため、この関係性を知っていないと何をしても改善しない手首痛と誤解されてしまいます。
この筋肉にもアプローチしたところ、痛む場所とは若干ずれますが「肘から腕の小指側のサイドに響く・・!」といわれました。
以上のことからこの方の手首の痛みは(仮にリウマチだったとしても)リウマチ由来のものではなく、上記二つの筋肉の「強いコリ」から来ているものと思うのです。
ただ医師ではない立場上、そういった判断をクライアント様にはっきりとお伝えすることはできません。
あくまでも可能性という形で、やんわりとお伝えするにとどめました。
今はただ、この痛みが「ゼロ」になることを目指しつつ、他にお持ちの症状も改善できるよう、引き続き全力を尽くします・・!