月一で60分施術をさせていただいている方より施術前のカウンセリングにて、「特に耳の調子が悪い」とのお言葉がありました。
先月鼻と耳をつなぐ管に炎症が起こり、その炎症が治まったのちも「耳の閉塞感が消えない」とのことです。
病院で難聴のテストを受けても問題なく、「もう耳自体には何の問題はない」と先生に言われたそうです。
病院で「異常なし」という診断が出た以上、この場合の「耳の閉塞感」は「筋肉の強いコリ(=トリガーポイント)」から来ているとみて間違いないと判断しました。
その原因となっている筋肉は「首の前方部にある筋肉(=胸鎖乳突筋)」です。
(この筋肉は「胸骨頭」と「鎖骨頭」という二股に分かれています)
そしてもう一つ、「あごの筋肉(=咬筋)」も耳の閉塞感の原因として考えられます。
この方の首・肩はいつも硬くなられているのですが、「今回はどこを押されても特に響いた・・!」とのことでした。
その中でも施術中に「たぶんそこから症状が来ている・・!」とクライアント様が言われた部分が一点あり、「首前方部の筋肉(=胸鎖乳突筋)」の左部分でした。
他にも肩や胸の筋肉をしっかり緩め、ヨガのHitomi先生のプライベートレッスンにバトンタッチしました。
(このクライアント様は毎回、自分の整体施術+Hitomi先生のプライベートレッスンをセットで受けていただいております)
Hitomi先生のレッスンも終えられたのち言われたのが、
“閉塞感が抜け、とてもいい状態になっている・・!”
というお言葉でした。
お顔も施術前と打って変わった晴れやかなお顔でした☆
この方はどちらかというと、改善効果をあまりご自身の感覚として実感されることがない方で、
プレカウンセリング開始時には大抵「あまり変わっていない・・・」と言われ、
こちらから丹念に術後の経過や体感などをお聞きして初めて、
“やはり前よりだいぶ良くなっているのですね・・・”
と気づかれる方でしたので、
今回のお言葉は珍しく、まず根治に近い状態まで改善できたものと、なおのこと確信しました。
今回のケースのように、これまでの常識では考えられないような、症状とその原因(筋肉のコリ=トリガーポイント)のつながりを実感するケースが多々あります。
病院では分かってもらえないような症状にも、改善への糸口がここにあることを今後も発信していきます・・☆