前回の記事にて触れた、このコロナ自粛時期に急増している症状。
それが「腰痛」であり、原因として大事なポイントが【腸腰筋】であることをお伝えしました。
今回はそのセルフケア法・腸腰筋ストレッチからお伝えいたします。
【ストレッチ法】
①立った状態から足を前後に開く(右足を前・左足を後)
②左ひざを床につき両手は右ひざの上に置く
(※左ひざが痛ければ、その下にクッションを敷いても良い)
③あごを引き背中をまっすぐ伸ばす
④背中をまっすぐ伸ばしたまま、ゆっくりと上体を前に移動させる
(もし①~④で身体のどこかに痛みが出てくるようでしたら、無理をしないでください)
後ろに伸ばした左足の付け根が伸びている感じがあれば大丈夫・・!
ちゃんと腸腰筋に効いています。
そのまま、10秒間(or深呼吸を2回)、その状態をキープしましょう。
特に「息をゆっくり吐いてストレッチすること」を意識して。
強度は痛みを感じるまで伸ばすと強すぎですので、痛みを感じる手前まで。
その強さで十分ストレッチされています。
次は左右の足を入れ替えて同じことをもう一回。
これで腸腰筋のストレッチは完了です。
どうでしょう?両足やっても1分もかからずできます。
これなら毎日一回続けられると思います。
もう一度①~④のストレッチ法のポイントをまとめると・・、
◆「後ろ足の付け根」が伸びていることを感じる
◆強度:気持ちよさを感じる程度=痛みを感じる手前までにとどめる
よくあるご質問が「一日の中でいつやればいいですか?」というご質問ですが、
基本、どのタイミングでも大丈夫です。(ただ、起床後は身体が固まっているのでご注意を。逆にお風呂上りは、身体が温まっているのでより効果的です)
まずは「毎日1回」、これを習慣づけることです。
ぜひ実践してみてください・・!
※後記
ヨガの「三日月のポーズ(アンジャネー・アーサナ)」でも腸腰筋はストレッチされて良いのですが、
この場合上体が反っていますので、すでに腰が痛い方は逆に痛みが増悪されることがあります。(腰痛の原因の一つである脊柱起立筋が収縮してしまうため)
十分ご注意くださいね・・!
(実際このポーズをとる時、ヨガインストラクターの方から「腰が詰まる感じがする方は無理しないでくださいね」という指示があると思います)