首の痛みで真っ先に思い浮かぶのは、「ムチ打ち症」ではないでしょうか。
しかし最近はそれ以外の首の痛み・腕や手指の痺れといった症状が多くなってきています。
この場合首の痛みでは「胸郭出口症候群」、手指の痛み&痺れでは「手根管症候群」と診断され、手術に至ることもあります。
しかし整体によって改善できるケースが非常に多いのです。
こういった痛みの原因として一番に挙げられるのが、「首の筋肉(=【斜角筋】」です。
この斜角筋は第一肋骨・第二肋骨に付着しており、肋骨を引っ張り上げる作用を行なっています。
なのでこの筋が短縮しますと胸郭出口を狭めてしまい、胸郭出口症候群という症状を出してしまいます。
この場合、手術によって肋骨を切除するというケースに至ることもあります。
また手根管症候群の場合には首の筋肉の他に、
- 肩甲骨の筋肉(筋肉名は略)
- 胸の筋肉(筋肉名は略)
といった筋肉が大きく影響していることが多く、これら一連の筋肉の処置が必須です。
腕や手の症状箇所から離れた部位のため、中々この部分に気づかないことが多いのですが、的確に処置した場合かなり改善効果があります。
そして首そのものの痛みに関しましてはほとんどの場合、原因は首より肩にあります。
ちょうど「肩と首の付け根あたりの深い所にある筋肉(筋肉名は略)」に強いコリが発生していて、それが痛みを引き起こす原因となるのです。
さらにここは、自分で押さえようとしても届かない部位でもあります。
ですのでこうした原因となる部位を把握することと、そのコリを緩和する処置法が、首痛の改善の必須条件となります。
以上、ムチ打ちなどの首の症状・腕や手指の痺れで長年苦しんでいる方には、是非一度お越しいただきたいと思います。