皆さま、こんにちは・・!
今回の記事は「症状改善集」の番外編となる第5弾、「バセドウ病」の改善例です。
バセドウ病とは?
バセドウ病(Basedow病、別名:グレーブス病)は、甲状腺に関わる自己免疫疾患の一つで、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることによって引き起こされます。
この病気は、体の代謝活動を活発にしすぎるため、様々な症状が現れます。
- 体重減少:食事量が通常でも、急激に体重が減少することがあります。
- 動悸・息切れ:心拍数が増加し、動悸や息切れを感じることがあります。
- 発汗:異常な発汗や暑さに対する過敏反応が見られることがあります。
- 手の震え(震戦):手が震えることが多くあります。
- 疲れやすさ:疲労感や無気力感を感じやすくなります。
- 眼症状:眼球突出(眼球が突出すること)や目の乾き、目の痛み、視力の低下などの眼の症状が現れることがあります(特に「グレーブス眼症」と呼ばれる症状)。
- 不安感やイライラ:神経過敏やイライラしやすくなることがあります。
発症の原因
バセドウ病は、免疫系が誤って自分自身の甲状腺を攻撃することによって引き起こされます。具体的には、免疫システムが「甲状腺刺激免疫グロブリン(TSI)」という抗体を作り出し、この抗体が甲状腺を刺激し、ホルモンの過剰分泌を引き起こします。
治療法
バセドウ病の治療にはいくつかの方法があります。
- 薬物療法:抗甲状腺薬(メチマゾールなど)を使用して、甲状腺ホルモンの過剰分泌を抑える方法。
- 放射線治療:放射性ヨウ素を用いて、過剰な甲状腺組織を破壊する治療法。
- 外科的治療:甲状腺の一部を手術で切除することがあります。
バセドウ病は治療により改善が可能ですが、早期の診断と適切な治療が重要です。また、再発の可能性もあるため、定期的なフォローアップが推奨されます。
今回はこのバセドウ病が、こちらの施術によって意図せず改善された症例をご紹介いたします。
本来はへバーデン結節の症状でご来院されたクライアント様
50代、広島在住の女性の方。クライアント様からのご紹介でご来院いただきました。
この方のメインの症状は、「へバーデン結節(手指の第一関節に現れる痛み・腫れ)」でした。
二回の施術にとって楽器が弾けるほどへバーデン結節が改善・・!
二回の施術によって楽器が弾けるほどへバーデン結節の症状は改善し、月一での施術を続けていただいていました。
バセドウ病の数値も改善し、薬も半分に減薬・・!
5回目の施術のプレカウンセリングにて言っていただいたのが、
最近はバセドウ病の数値(TSH・FT3・FT4)も良くなりました・・!
十年前この病気にかかった時に三錠、そしてこの七年間はずっと一錠飲んでいたのを半錠(5mm→2.5mm)にしてもらえました・・!
バセドウ病の治療を受けている病院で、
このところ経過が三ヵ月順調なので、お薬を減薬しましょう☆
とのことで、お薬を一錠→半錠に減らせてもらえたそうです。
ことさらバセドウ病に対する施術、というのを行わなかったのですが、結果的に数値が改善し減薬できたことは何より嬉しいことでした。
甲状腺の近くを通る首の筋肉
なぜ改善したのか、について確たることは言えませんが、おそらく凝り固まっていた首肩の筋肉、とくに首の胸鎖乳突筋・斜角筋を緩めたことで、甲状腺への血流が回復し、自然治癒(修復)に繋がったのでしょう↓
①胸鎖乳突筋
②斜角筋
まとめ
バセドウ病の症状を意図せずして改善できたのは、甲状腺の近くを通る首の筋肉である、
◆胸鎖乳突筋
◆斜角筋
を緩めたことにより、甲状腺への血流が回復し、自然治癒(自己修復)に繋がった可能性が考えられる。
「バセドウ病」の症状改善をメインの目的として施術をしたわけではないので、「番外編」の扱いとなったのですが、結果改善されたようで何より嬉しかった症例でした・・!