広島在住、30代女性の方。
この四月にご紹介により、肘と膝の痛みを訴えられてお越しになりました。
肘は両方の小指側が痛く(いわゆるゴルフ肘)、右肘は4年前から、左肘は半年前からとのこと。
膝は左側で、半年前から痛くなったとのことです。
肘痛のせいで、週四回通っていた弓道にも行けなくなり、
膝はテーピングをしないと生活ができないほどとのこと。
接骨院での施術で肘はある程度楽になるがまた元に戻り、膝は楽になる気配すらもないとのことでした。
この肘痛&膝痛に対応する施術ですが・・↓
①肘痛
肘痛に関しては痛む所が親指側(テニス肘)なのか、小指側(ゴルフ肘)なのかによって細かく対応が分かれるのですが、
どちらの場合にせよ、メインの原因は【二の腕の筋肉(=上腕三頭筋)】になります。
肘痛は肘関節そのものに原因があるのではと思われがちですし、病院で注目されるのもそこなのですが、
この筋肉を緩めることで肘痛が改善されるケースが非常に多いのです。
②膝
膝痛に関しては、これまでの症例集でもお伝えしましたように、
【太ももの筋肉(=大腿四頭筋)】
そして他にも「股関節&足関節(足首)の硬さ」から膝に痛みが出てくることも考えられるので、その二つも入念に緩めます。
(「三関節原理」といって、「股関節・膝関節・足関節は三位一体であり、いずれか一つが悪くなると他にも影響を及ぼす」ということがあります)。
聞くところではされておられた弓道で、「半年前に強い弓に変えた」とのこと。
おそらく強い弓に変えられたことで、弓を引くために左腕を今までより強くピンと伸ばし、
さらに膝を踏ん張ったために、
【二の腕の筋肉=上腕三頭筋】と【太ももの筋肉=大腿直筋】を強く縮めてしまう結果となり、この二つの筋肉に強いコリが生じ、
そのコリが「トリガーポイント(痛みの引き金を引くポイント)」となって、肘と膝に痛みが出たと推測されます。
(この「トリガーポイント=筋肉のコリ」からくる痛みは「原因の筋肉が縮むと痛みが増す(逆に伸ばすと楽になる)」という特徴がありますが、
- 「肘を真っすぐにする(肘の伸展)」→二の腕の筋肉が縮む
- 「膝を真っすぐにする(膝の伸展)」→太ももの筋肉が縮む
という関係があるために、どちらも強い弓を引くときにさらに縮んだと考えられます。
以上、症状と原因の因果関係をご説明しました。
さて、施術後の改善反応ですが・・、
施術から三日後、以下のようにメールにてご報告をいただきました。
とのことでした(さらに顔のむくみもすっきりしたようです)。
通常、一回の施術で痛みが消失するケースは珍しく、何回かの施術回数が必要になってくるのですが、初回で早くもはっきり結果が出て何よりでした。
“あんなに痛かったのが嘘のようです”
その一言がいただけて大変うれしかったです。
それからさらに二週間後に二回目の施術をし、その後に行った三回目の施術のプレカウンセリングにて、
肘も膝も痛みは完全に無くなり、病める前の身体に戻った・・!
とのことでした。
完全に症状は改善されたようです。
今も月一のペースでメンテナンスの施術をさせていただいていますが、痛みは1割程度にとどまり、日常生活ではもうほとんど気にならない状態です。
今や「主婦肘」という症状名も出てくるほど、現代のライフスタイルに起因する肘痛、
そして膝痛で悩まれている方は非常に多いです。
その方々に、
この痛みと一生付き合っていくものとあきらめていた。
こんなに治るんだ!というのが正直な気持ちです・・!
とおっしゃられたこのクライアント様のお言葉が、一人でも多くの方に届くのを祈っています。