50代、横浜在住の女性の方。
広島に所用があるとのことで来広され、五度目の施術をさせていただきました。
初回は一昨年11月の横浜で、今回は昨年の4月以来の施術になります。
この方の症状は、
①右あごの痛み
②右こめかみの痛み
③左五十肩
でした。
今回、①あごの痛みについてご説明いたします。
この方の場合、病院にて「顎関節症」と診断され、顎の骨を削ったりマウスピースを作ったりと色々対策をされましたが、一向に痛みが引かないとのことでした。
こういったあごの痛みの場合、筋肉にその原因が潜んでいることが多いです。
A.顎にある各筋肉(=咬筋&内側翼突筋&外側翼突筋)
はもちろんのこと、
B.頭横の筋肉(=側頭筋)
C.首の筋肉(=胸鎖乳突筋)
D.肩の筋肉(=僧帽筋)の首の付け根部分
E.ふくらはぎの筋肉(=ヒラメ筋)外側
にその原因が考えられます。
ですので、これらの筋肉を全て緩めて初めて、あごの痛みが改善するケースが多いです(まさかふくらはぎがあごの痛みの原因になるとは、一般的には思いもよらないことだと思います・・)。
この方の場合、こめかみの痛みも訴えられていましたので、
D.肩の筋肉(=僧帽筋)
の首の付け根部分が要注意と判断しました。
この筋肉はあごに痛みを送るだけでなく、こめかみ痛の原因にもなる箇所です。
実際に触ると、以上に挙げたA-Eのうち、特に
D.肩の筋肉(=僧帽筋)の首の付け根部分
E.ふくらはぎの筋肉(=ヒラメ筋)外側
が非常に硬く、かなり強い反応がありました。案の定といったところですが、そこを重点にアプローチ。
おととし11月の初回施術後、その一ヶ月後の12月に二度目の施術を致しましたが、その時にはあごの痛みはほとんど無いとのことでした。
そして翌年2月の三回目の施術の時には、こめかみの痛みも無くなっているとのことでした。
やはりあごの痛みもこめかみの痛みも、肩の筋肉が主な原因となっていたようです。
その後、昨年4月に四回目の施術をさせていただき、今年1月の五回目の施術までかなりのブランクがありましたが、
その間は
“あごの痛みもこめかみの痛みも無く、左肩も真上まで挙げられるようになっている”
とのこと。
三つの症状とも再発することも無く、暮らしておられるようで安心いたしました。
こうしてあご・こめかみ・肩という三か所の痛みすべてに対応し、解消することができました。
こうした痛みにお悩みの方はたくさんおられることと思います。ぜひお役に立てられたらと思っております。