(この記事は2015年10月23日に「一福」HPに書いた内容を、この施術ブログに移行したものです)
月一で60分施術をさせていただいている横浜の方から、施術前のカウンセリングにて「特に耳の調子が悪い」とのお言葉がありました。
先月鼻と耳をつなぐ管に炎症が起こり、その炎症が治まったのちも「耳の閉塞感が消えない」とのことです。
病院で難聴のテストを受けても問題なく、「もう耳自体には何の問題はない」と先生に言われたそうです。
病院で「異常なし」という診断が出た以上、この場合の「耳の閉塞感」は「筋肉の強いコリ(=トリガーポイント)」から来ていると判断しました。
その原因となっている筋肉は「首の前方部にある筋肉(=胸鎖乳突筋)」です。
そしてもう一つ、「あごの筋肉(=咬筋)」も耳の閉塞感の原因として考えられます。
この方の首・肩はいつも硬くなられているのですが、「今回はどこを押されても特に響いた・・!」とのことでした。
その中でも施術中に「たぶんそこから症状が来ている・・!」とクライアント様が言われた部分が一点あり、
「首前方部の筋肉(=胸鎖乳突筋)」の左部分でした。
他にも肩や胸の筋肉をしっかり緩めて施術を終了。
術後は、
“閉塞感が抜け、とてもいい状態になっている・・!”
というお言葉でした。
お顔も施術前と打って変わった晴れやかなお顔でした☆
この方はどちらかというと、改善効果をあまりご自身の感覚として実感されることがない方で、
プレカウンセリング開始時には大抵「あまり変わっていない・・・」と言われ、
こちらから丹念に術後の経過や体感などをお聞きして初めて、
“やはり前よりだいぶ良くなっているのですね・・・”
と気づかれる方でしたので、
今回のお言葉は珍しく、まず根治に近い状態まで改善できたものと、なおのこと確信しました。
今回のケースのように、時に常識では考えられないような、症状と原因「筋肉のコリ(=トリガーポイント)」のつながりを実感するケースが多々あります。
病院では分かってもらえないような症状にも、改善への糸口がここにあることを今後も発信していきます。