コロナによる外出自粛&テレワークによって最近とくに増えているな、と感じる症状が腰痛です。
緊急事態宣言による休業要請により、「整体一福」はただいま横浜院&広島院とも臨時休業中なので
施術は今は難しいのですが、この腰痛に関するお問い合わせが最近急に増えています。
この腰痛に関しては実に様々な原因が考えられるのですが、
(特に病院では「椎間板ヘルニア」や「脊柱管狭窄症」など、「腰椎」の問題として考えられがちですが)
今回は盲点となりやすいその大事なポイントを、たった一つだけ挙げます。
それが【腸腰筋】(=腹筋の奥にある筋肉)のコリです。
実は「腸腰筋のコリが腰痛を生み出すことがある」ことは、西洋医学ですでに突き止められています。
この筋肉の主なはたらきは、「股関節の屈曲」です。
分かりやすく言うと、「立った状態からももを上げる動き」に使われる筋肉です。
「歩き始めの時、前に足を出す前に足を上げる」動き、とも言えます。
図にすると以下の通りです↓
(↑図では青い矢印が四つあると思いますが、一番下の大きい矢印がその動き(「股関節の屈曲」)を表しています)
さきに述べた腸腰筋が縮むことによってこの動きが起きるのですが、
たとえばテレワークや在宅によって座る機会が多くなると・・。
◆座る=常に「股関節の屈曲」状態=常に「腸腰筋が縮んでいる」状態
というになりますよね。
そして、
◆常に「腸腰筋が縮んでいる状態」⇒腸腰筋のコリを生む⇒腰痛
という痛みのメカニズムに最終的に行きつくのです。
腰痛に関してはお尻や背中などにアプローチされることは多いですが、
中々この腸腰筋に着目されることはまだ少ないです。
ですので、「なかなか腰痛が改善しないな・・」という方は、
ここに着目してみましょう。
そして「最近よくモノにつまづくな・・」、そう思われた方。
それは老化ではなく、この筋肉が凝り固まってしまっていて、思ったより足が上がっていないせいかもしれません。
次回はこの腸腰筋のごく簡単なセルフケアのやり方をお伝えします☆