昨日、千葉より半年ぶりにクライアント様がお越しになりました。
「両肩の痛み(前方部・後方部両方)」の痛みを訴えられて、
昨年の10月に始めてお越しになり、都合三回の施術をさせていただきました。
初回施術では改善は見られませんでしたが、二度目から効果がみられ、
三回目の施術後には最悪期の半分に痛みが減りました。
肩の痛み、とりわけこの方が強く感じる前方部の痛みの原因となるのは以下の二つです(他にも処置すべき筋肉はありますが、今回割愛します)。
◆首の筋肉(斜角筋)
◆肩甲骨の筋肉(棘下筋)
この方もやはりこの筋肉二つがとても固くなられていました。
最後の施術から今日までに半年のブランクがありましたが、プレカウンセリングにて症状の経過をお伺いしたところ、
左肩は完全に痛みが無くなり、右肩も痛みがそれ以上悪化することもなく日常生活をだいぶ楽に過ごされているようです。
(以前は寝返りをするだけでも激痛が走ったそうです)
通常は日常を送られているうちに痛みがぶり返す可能性もあるのですが、
前のブログでもお伝えしたように、器具(「ラクネック」「グリグリ」)を使って首肩、
とくに上に挙げた「斜角筋」「棘下筋」のセルフケアを毎日されているので、
それによって症状の悪化を防いでいる効果も大きいと思います。
今回の60分施術で、右肩を集中的に施術。
そして今回は、今年から導入している器具「ゼロプロマッサ」も局所的に駆使しました。
“施術途中から右肩が軽くなるのを感じました・・!”
と言われました。
それだけの表現でしたら「お役に立てて良かった!」ということになるのですが、
“背中から何か抜けていくような感覚でした”
という表現もされましたので、東洋医学でいう所の「邪気が抜けた」のだろうと思います。
(西洋の「トリガーポイント理論」と比べて東洋医学、とりわけ「経絡理論」の話になると
奥が深すぎて本当にキリがないので話はこの辺りで・・)
また帰り際に、
“そういえば今年は花粉症の症状もずいぶん楽でした”
と言われました。
「花粉症」自体は免疫反応ですので、症状自体を整体で根治させるというのは難しいのですが、
花粉症の症状を悪化させる(粘液分泌過剰などを引き起こす)筋肉というのがあるので、
それを処置することで、花粉症の症状を軽くすることは十分可能です。
これについてもまた別建てで述べたいと思います。