30代、広島在住の男性。
・・・・実は私のことです(笑)
ある朝起きると突然、右足かかとに激痛を覚えました。
歩けないほどではありませんが、かかとをつくたびにものすごい痛みが走ります。
自分でセルフケアをすることにしました。
かかとの痛みでまず原因と考えられるのが、
①ふくらはぎの筋肉(腓腹筋&ヒラメ筋&後脛骨筋)
であり、メインは「ヒラメ筋」です。
そして同じく重要なのが、
②土踏まず&かかとを通る足裏の筋肉(=足底方形筋)
です。
場合によっては、さらに足裏にある二つの筋肉が関与していることがあります。
③母趾外転筋&小趾外転筋(写真は省略しますが、両方とも踵付近にあります)
まずはふくらはぎの方から一つずつ筋肉を処置しながら、原因をはっきり突き止めることにしました。
ちなみに病院では、
「足底筋膜炎」or「踵骨棘」ですね
などど診断される場合があります。
またリフレクソロジー(足もみ)の観点で言うと、
かかとは【生殖腺(卵巣・睾丸)】の反射区(≒ツボ)ですので、
この痛みは「生殖器系の異常」とも読み取れなくはないのですが、
病院の検査で問題なければ、原因は筋肉である場合がほとんどです。
自分は生殖器系には何ら問題はない(失礼・・)と自己診断しまして、筋肉の処置にとりかかりました。
①まずはふくらはぎ一番外側の筋肉(=腓腹筋)を押圧。
「うーん・・・」。
確かに押さえると効きますが、ここでないような気がします。
その日はすぐに外出する用事がありましたので、朝はここの処置だけで終了。
少しは軽くなったような改善感がしましたが、はっきりとした症状改善ではありません。
所用を済ませて帰宅し、次の施術までの猶予は一時間。
それまでに何とかしなければ、施術自体はできても、痛みで集中できない危険性大です。
②次にヒラメ筋を押圧してみました。
うわっ!これは痛いっ!!
思わず声を上げるほど響きました。
【ジャンプサイン(=原因の筋肉を押さえると表れることがある、飛び上がるほど痛い反応)】です。
まず間違いなく原因はここだと直感しました。
自分で自分の身体にアプローチしますので、適切な圧力も身体の感覚も正確に捉えることができます。
そして③足裏の筋肉(=足底方形筋)にもアプローチ。
先ほどのヒラメ筋ほどの手応えは感じられません。
今回の場合、ヒラメ筋が原因のようです。
処置後、足を動かしてみると・・・。
おおーっ!これはすごい!!
今度も思わず声を上げました。
痛みが2割ほどにグンと減りました。
(一人で「わー」と言ったり「おー」と言ったり、はたから見るとさぞおかしかったと思いますが(笑)。)
しかしその後数時間ほどして、またかかとの痛みが戻っていました。
押さえたヒラメ筋自体にも痛みが出てきました。
しかし改善に向かう過程で、痛みの強さがいったん元に戻ってしまうというパターンはよくあることです。
そしてこのふくらはぎの痛みは、強くもんだわけではありませんので「もみ返し(=筋肉の組織自体が傷ついておこる痛み)」ではありません。
「好転反応(=身体のリセット反応)」によるものです。
この「好転反応」は、筋肉が緩んで血流が一気に回復したことにより起きる【血液の再還流】という現象です。
そして次の日。
痛みは半減していました。
以前クライアント様より、
痛みが半分になるだけでも、気分も生活の質も違ってくる・・!
と言われたことがありましたが、まさにその通りでした。
まだ半分あるとはいえ、生活自体は快適そのものに感じます。
そしてさらに翌日。
痛みは完全に消失していました。
普段の日常生活を完全に取戻しました。
以来三年余り、かかとの痛みは一度も出ていません。
これも「かかとの痛みはふくらはぎからくる」という痛みのパターンを、知っていたおかげです。
知らなければまだまだ苦しんでいたことでしょう(本当に激痛でした)。
また、この仕事についていなければ、処置後にかかとの痛みが再発したりふくらはぎ自体にまで痛みが出たことを、「副作用」や「もみ返し」と誤解していたかもしれません。
「改善に至る過程は一直線ではなく、途中痛みがぶり返したりしながらの、揺り戻しがありながら良くなっていく」
そのことを、自分の身をもって体感した今回の症例でした。
放っておくと成長痛の原因になったり、身体の歪みを招いたりと様々な問題を招くこととなります。
ですがこれも整体によって改善することができます・・! 是非お越し下さいませ。