皆さま、こんにちは・・!
今回は「症状改善集」の第43弾、「外反母趾(足親指)の痛み」の改善例、
その第2症例目に関する記事です。
同じ第1症例目については以下をご覧ください↓
- 外反母趾(足親指)の痛みに悩まされていて、一向に良くならない・・。
- 病院の検査で骨や神経の異常を指摘されたが、治療を受けても良くならない・・。
- 他の整体院でも治療受けたor受けているが、良くならない・・。
- 周りに外反母趾(足親指)の痛みで苦しむ方がいるので、その改善にお役に立ちたい・・!
- 外反母趾(足の親指)の痛みの実際の改善例を知りたい・・!
以上のような方がこの記事によって、その「外反母趾(足親指)の痛み」の原因と改善方法をここで知ることができます。
外反母趾の患者数は1984→2016年の約30年で約8倍に・・!
厚生労働省の調査によると、外反母趾の患者数は1984年から2016年の約30年間で約8倍に増加しており、
男女比は女性が8割以上と圧倒的に多いですが、近年男性の患者数が急増しています。
外反母趾の痛みは靴や骨の問題と思われがち・・。
足の親指がとても痛いのは、靴のせいかしら・・
やはり親指の骨の曲がりから痛みがきているのでは・・
外反母趾(足親指)の痛みは、以上のように通常は捉えられがちです。
確かに「親指の角度」自体は骨の問題になり、病院では装具装着・手術などの処置がとられますが、
そう簡単には骨の角度は解決はしませんし、「親指の痛み」はこういった処置でも良くならないケースがあります。
「足親指の骨の角度」自体は、矯正するのはなかなか難しいです。
しかし「足親指の痛み」は、こちらの施術で改善するケースがあります。
なぜなら足親指の痛みは外反母趾とは関係ないところが原因の場合が多いからです。
親指の「骨の問題」と「痛みの問題」は別なんですね・・?!
はい。それではいったいどこに原因があるのでしょうか。
実際にこの症状でお悩みだった方の改善例をもとに、
以下にご説明していきます・・!
外反母趾(足親指)の痛みの症状でご来院されたクライアント様
東京在住、50代女性の方。
2か月前にダンスで使う靴のヒールを8.5cm→9.5cmの高さのものに変えてから、右足の親指が痛くなってしまいました・・。
こういった「外反母趾(親指)の痛み」は骨の問題と思われがちですが・・・、
ある筋肉を緩めると痛みが解決することが多いのです
以下にご説明いたします↓
外反母趾(足親指)痛の原因は実はここに・・!
外反母趾(足親指)痛の症状を呈している場合、キーポイントとなる筋肉は以下の3つの筋肉です。
- 前脛骨筋(すねの筋肉)
- 長母趾屈筋(ふくらはぎの筋肉)
- 短母趾屈筋(足裏の筋肉)
①前脛骨筋(すねの筋肉)
↑この筋肉は子供の「成長痛(足&足首)」の主な原因にもなります。
②長母趾屈筋(ふくらはぎの筋肉)
③短母趾屈筋(足裏の筋肉)
↑この短母指伸筋(足裏の筋肉)は主に「歩行中に感じる足先の痛みの原因」であり、
歩かなければ痛みが緩和される場合、ここが原因としてさらに絞られてきます。
以上、一口に「親指が痛い」といっても、すね・ふくらはぎ奥・足裏、と多角的にアプローチする必要があるのです・・!
原因は親指自体ではないのですね・・!
施術開始。ふくらはぎを緩めるだけで痛みが消える・・!
「症状改善コース(60分)」を実施。
いつものようにうつ伏せより施術を開始します。
「ふくらはぎのむくみ」も気にされていたので、ふくらはぎにアプローチ後、
うつ伏せから横向きの態勢の施術に移ろうとしたところ、
“もうこの時点で親指の痛みが無くなっている・・!”
とのこと。
しかし上述の「すねの筋肉(=前脛骨筋)」「足裏の筋肉(=短母趾屈筋)」にはまだアプローチをしていません。
まだそこを緩めていないのに足親指の痛みが無くなったのです。
「外反母趾」とお聞きしていたので、てっきり親指の痛みは足甲側と思っていましたが、
「ひょっとして・・」
と思い、
親指の痛みは「足の甲側」ではなく「足裏側」ではありませんか・・?
とお聞きしたところ、
そうですね。はっきりではないがそんな感じです・・
とのことでした。
それで納得しました。
そうか、だから「すねの筋肉(=前脛骨筋)」「足裏の筋肉(=短母趾屈筋)」を押さえなくても親指の痛みが無くなったのか・・
以下にご説明します↓
親指の痛みは「足甲側」か「足裏側」かで原因が違う・・!
足親指の痛みはその場所が「足甲側」か「足裏側」かで、原因が違ってきます。
先ほど原因としてお伝えしたすねの筋肉(=前脛骨筋)は、「足の甲側」が痛い場合です。
ですが「足裏側の痛み」であれば「ふくらはぎ一番奥にある筋肉(=長母指屈筋)」が原因になります↓
この筋肉はふくらはぎ一番奥に位置するので、ただふくらはぎを揉んだだけではここはなかなか緩みません。アプローチにコツがいります。
入念にここを緩めた後、念のため先ほど原因で挙げた「すねの筋肉」「足裏の筋肉」にもアプローチし、60分施術を終了。
施術翌日、足親指の痛みは全く無くなった・・!
翌日改めてメールをいただき、「親指の痛みが全く無くなったこと」を教えていただきました↓
お役に立てられて何より嬉しく思います☆
以上、外反母趾(足親指)痛が一回で無くなった改善症例(この症例としては第二例)のご報告でした。
足親指の痛みは「足甲」or「足裏」どちら側が痛いかで、さらに原因を絞り込める・・!
「足親指の痛み」と一口に言っても、
その痛みの場所が「足甲側」なのか「足裏側」なのかで、その原因が違ってきます。
もちろんどちら側の痛みであれ、上述の二つの筋肉には施術のさいに両方アプローチはするのですが、
「外反母趾」という語に惑わされずに、施術前に親指のどちら側が痛いかまで把握すれば、さらに原因を絞り込めます。
「外反母趾」という言葉だけで判断するのではなく、足甲or足裏側どちらが痛いかまで考えるとさらに原因がつかめやすい・・!
まとめ
「外反母趾(足親指)痛」はもし病院でどうにもならない場合、それは外反母趾(骨)の問題ではなく、筋肉のコリ(トリガーポイント)からきている可能性大!
そして主な原因となる筋肉は、
- 前脛骨筋(すね)
- 長母指趾屈筋(ふくらはぎ)
- 短趾屈筋(足裏)
の三つ・・!
さらに
- 痛い場所が「足甲」側なら→前脛骨筋(すね)
- 痛い場所が「足裏」側なら→長母指屈筋(ふくらはぎ)
というようにメインの原因を絞り込める・・!
以上を緩めることにより、病院では改善しない・原因がよく分からない 「外反母趾(足親指)痛」 が改善する可能性が大・・!
足の問題は、「歩く」という健康の問題の根幹にかかわってくる大事な問題であり、
このせいで通常の生活が快適にすごせない方は多いです。
まずは病院(整形外科)で検査を受けてみてください。
そして病院でも一向に改善しない場合、こちらの施術で改善の可能性は大いにあります☆
ぜひ一度、ご相談ください・・!